30日午前の東京株式市場で日経平均株価は続伸し、午前終値は前日比486円81銭(1.25%)高の3万9390円49銭でした。
米国では生成人工知能(AI)向け半導体需要の拡大などを背景に、これから本格化するテック企業の決算に期待が高まっています。前日はエヌビディアなども上昇して主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX)は(2.3%)高となりました。
東京市場でもきょう決算発表を控えるアドテストが上昇し、ディスコ、東エレク、レーザーテクなど主要な半導体関連銘柄が軒並み買われています。ソフトバンクグループ(SBG)も上げています。一方、コマツが決算内容が十分でないと受け止められたことで大幅下落するなど、決算発表を受けた銘柄選別も出ています。
米大統領選を控え足元で上昇していた米長期金利が前日は低下。国内でも長期金利が低下し、株価の支えになりました。日銀が31日まで開く金融政策決定会合では政策金利の据え置きを予想する向きが市場では多く、織り込み済みで日銀の金融政策への警戒ムードは目立ちませんでした。
終値は3営業日続伸し、前日比373円71銭(0.96%)高の3万9277円39銭でした。