24日のニューヨーク外国為替市場で円相場は続伸し、前日比35銭円高・ドル安の「1ドル=143円20〜30銭」で取引を終えています。円の高値は「1ドル=143円11銭」、安値は「1ドル=144円20銭」でした。
24日の米債券市場で米長期金利の上昇が一服しています。日米金利差が拡大するとの観測が後退し、円買い・ドル売りが優勢となりました。
24日午前発表の9月の米消費者信頼感指数は(98.7)でした。前月改定値(105.6)から低下し、市場予想(104.0)も下回りました。米経済指標の悪化を受け、米長期金利が低下。円買い・ドル売りにつながりました。
円相場は同日の東京市場で「1ドル=144円68銭」近辺とおよそ3週間ぶりの円安・ドル高水準を付けた後で、持ち高調整や利益確定目的の円買い・ドル売りも入っています。
24日に中国が市中銀行から強制的に預かるお金の比率の預金準備率引き下げる景気刺激策を発表しますと、円が対オーストラリアドルを中心に売られ、対米ドルでの売りに波及する場面がありましたが、市場では、中国の本格的な景気回復につながるかは不透明だとみられ、円売りの勢いは次第に弱まっています。