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<藤井聡太棋聖>(302)永世棋聖

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<藤井聡太棋聖>(302)永世...
1日、第95期棋聖戦五番勝負第3局が、名古屋市「亀岳林万松寺」で指され、<藤井聡太棋聖>(21/竜王、名人、王位、王座、棋王、王将)が挑戦者の<山崎隆之八段>を後手で100手で下し、3連勝で棋聖5連覇を果たし、自身初の永世称号である永世棋聖の資格を得ています。
 
21歳11か月での永世称号獲得は、従来の記録を53年ぶりに更新する史上最年少記録となりました。
 
叡王を失い、八冠陥落後初の対局でしたが、<藤井聡太棋聖>の強さは健在でした。戦型は、先手の<山崎隆之八段>が得意としてる相掛かりにすすみました。力戦模様で一手一手難解な中盤戦で読み勝った<藤井聡太棋聖>が差を広げ、そのまま押し切りました。
 
<藤井聡太>は、2020年7月16日に17歳11か月の史上最年少で初タイトルの棋聖を獲得しています。本シリーズを制し、棋聖通算5期となって永世棋聖の称号を手にしました。永世称号獲得のこれまでの最年少記録は、1971年に永世棋聖を獲得した<中原誠十六世名人>が持つ23歳11か月。7月生まれで21歳11か月の<藤井聡太棋聖>が53年ぶりに記録を更新しています。
 
これまでの永世称号最多記録は<羽生善治九段>の〈永世七冠〉(叡王以外の全てのタイトルで永世称号を獲得)。それぞれのタイトルにより永世資格獲得条件は異なり、「永世王将」の条件が通算10期のため、藤井が全タイトルで永世称号を得るには、最短でもあと7年ほど必要となりますが、期待せずにはいられません。
 
7月6、7日には<渡辺明九段>を迎え撃つ王位戦七番勝負第1局(名古屋市「徳川園」)が始まります。
#ブログ #将棋 #永世称号

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