「1ドル=156円14銭」
6月
4日
3日のニューヨーク外国為替市場で円相場は反発し、前週末比1円20銭円高・ドル安の「1ドル=156円00〜10銭」で取引を終えています。
米製造業の景況感の悪化を受け、円買い・ドル売りが優勢になり、一時は「1ドル=155円95銭」と約2週間ぶりの円高・ドル安水準を付け、円の安値は「1ドル=156円93銭」でした。
3日発表の5月の米サプライマネジメント協会(ISM)製造業景況感指数は(48.7)と、市場予想(49.6)に反して4月(49.2)から低下。2カ月連続で好不況の境目とされる(50)を下回りました。個別項目では「新規受注」が1年ぶりの低水準となり、「生産」や「価格」も低下しています。
3日に発表されました4月の米建設支出も前月比で増加を見込んだ市場予想に反して減少でした。米景気の減速感を意識した債券買いが優勢となり、米長期金利は債券価格が高くなる、前週末比(0.11%)低い(4.39%)を付ける場面がありました。日米金利差の縮小を手掛かりとした円買い・ドル売りにつながっています