俳優の<河合優実>が主演を務めた<山中瑶子>監督の映画『ナミビアの砂漠』が、フランスで開催されました「第77回カンヌ国際映画祭」で、国際映画批評家連盟賞を受賞しています。27歳の<山中瑶子>監督は、女性監督としては最年少受賞の快挙となっています。
<山中瑶子>監督は、19歳で撮影、初監督した『あみこ』(2017年)がPFFアワードで観客賞を受賞、その後「第68回ベルリン国際映画祭」のフォーラム部門に史上最年少で招待されています。『ナミビアの砂漠』は、<山中瑶子>監督の本格的な長編第1作となります。
将来有望として選出された作品を紹介する監督週間部門に招待されました『ナミビアの砂漠』は、<河合優実>演じる21歳の「カナ」の物語です。将来のことを考えるのはあまりに退屈で、自分が人生に何を求めているのかさえわからない「カナ」は、何に対しても情熱を持てず、恋愛ですらただの暇つぶしに思っていました。同棲している彼氏の「ホンダ」は、家賃を払ったり料理を作ったりして「カナ」を喜ばせようとしますが、自信家のクリエイター「ハヤシ」との関係を深めていくうちに、「カナ」は彼を重荷に感じ始めます。
『ナミビアの砂漠』は、今夏に公開予定です。