ダウ平均株価(4月8日)終値3万8892ドル80セント
4月
9日
8日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は続伸して始まりました。前週に大きく下げており、景気敏感株などを中心に押し目買いが入っています。半面、米長期金利が上昇(長期債相場は下落)しており、株式相場の重荷となっています。
ダウ平均は前週に週間で約90ドル下落し、市場予想を上回る景気指標や利下げに慎重な米連邦準備理事会(FRB)高官の発言が売りを誘いました。ただ、5日発表の3月の米雇用統計は市場予想以上に雇用が拡大したものの、賃金インフレの加速を示していません。米金利先物市場が織り込む6月の利下げ予想確率は半々とみられています。
今週10日発表の3月の米消費者物価指数(CPI)や11日の同卸売物価指数(PPI)がインフレ鈍化を示せば、6月の利下げ観測が再び高まる可能性があります。逆にインフレ懸念が強まれば、利下げの開始が後半にずれるとの見方につながります。
米長期金利は朝方に前週末比(0.06%)高い(4.46%)と、昨年11月下旬以来の高水準を付けています。4月に入って上昇基調が強まっており、株式の相対的な割高感が意識され、上値を抑えています。
ダウ平均株価は、前週末比11ドル24セント(0.029%)安の3万8892ドル80セントでした。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は、前週末比5.44ポイント(0.033%)高の1万6253.96でした。
S&P500種株価指数は、前週末比1.95ポイント (0.037%)安の5202.39でした。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は、前週末比5.44ポイント(0.033%)高の1万6253.96でした。
S&P500種株価指数は、前週末比1.95ポイント (0.037%)安の5202.39でした。