ウクライナヘの軍事侵攻から2年
2月
24日
2月24日で、ウクライナヘの軍事侵攻から2年となるのを前に、ロシアの<プーチン大統領>は軍人をたたえるロシアの祝日に合わせて動画を公開し、通常兵器に加えて核戦力を増強しているとして強気の姿勢を強調しました。
ロシアによるウクライナへの軍事侵攻から2月24日で2年となる中、戦闘が収束に向かう見通しは見えておらず、ウクライナでは23日もロシア軍の攻撃が続いています。
ウクライナ軍などによりますとロシア軍の無人機31機による攻撃が行われ、このうち23機は撃墜したものの、南部オデーサ州で3人が死亡したということです。
一方、ロシアの<プーチン大統領>は23日、「祖国防衛の日」と呼ばれる軍人をたたえるロシアの祝日に合わせて、動画を公開しました。
この中で<プーチン大統領>は「祖国への忠実かつ私欲を捨てた奉仕に感謝する」と述べ、兵士をたたえるとともに、国民に結束を呼びかけました。
続いて、無人機や戦車など通常兵器の生産を強化しているとしたうえで核戦力も増強していると強調しています。
そして、最新型に更新された戦略核兵器の割合が95%となったことや、核兵器搭載可能な戦略爆撃機ツポレフ160、4機が軍に引き渡されたことを強調しました。
ウクライナが最大の支援国アメリカからの軍事支援が揺らぎ、弾薬などが不足する中、<プーチン大統領>は軍事力の増強をアピールし、強気の姿勢を見せています。