「1ドル=148円08銭」
1月
27日
26日のニューヨーク外国為替市場で円相場は続落し、前日比50銭円安・ドル高の「1ドル=148円10〜20銭で取引を終えています。この日の円の安値は「1ドル=148円21銭」、高値は「1ドル=147円41銭」でした。
26日発表の2023年12月の米個人消費支出(PCE)などが米景気の底堅さを示しました。米長期金利が上昇した場面で円が売られています。
12月の(PCE)は前月比(0.7%増)と市場予想(0.5%増)を上回る伸びとなりました。個人所得も増加しています。一方、(PCE)物価指数ではエネルギー・食品を除くコアの前年同月比の上昇率が(2.9%)と11月(3.2%)から鈍化し、市場予想(3.0%)を下回りました。インフレ減速基調が続き、米経済のソフトランディング(軟着陸)への期待が強まっています。
26日発表の2023年12月の米仮契約住宅販売指数も前月比で(8.3%)上昇し、市場予想(2%前後の上昇)を大幅に上回っています。米長期金利は一時前日比(0.04%)高い〈価格は安い〉(4.16%)に上昇しています。米長期金利が水準を切り上げ、日米金利差が拡大した場面で円が売られています。