『阿彦哲郎物語 戦争の囚われ人』@<佐野伸寿>監督
12月
17日
第2次世界大戦後、いわれのない罪によって逮捕され、ソ連の強制収容所に放り込まれた日本人<阿彦哲郎>の物語を、カザフスタンと日本の合作で描いた歴史映画『阿彦哲郎物語 戦争の囚われ人』が、2023年12月22日より公開されます。
第2次世界大戦後、戦争捕虜としてシベリアとモンゴルに57万5000人が抑留され、さらに樺太などの地域に残った民間人がいわれのない罪でソ連当局に逮捕されました。その中、カザフスタンには日本政府が把握していただけで約20人が送られ、ソ連崩壊までに生き残ったのはわずか4人でした。
その4人のうちの1人である<阿彦哲郎>が「日本に帰って家族に会いたい」という思いだけを胸に、辛苦の時間を生き抜き、収容所から釈放されるまでが描かれます。
「阿彦哲郎」役を今作が映画初主演となる、キックボクサーで「KNOCKOUT RED」フェザー級王者の<小笠原瑛作>が演じ、監督は『ウイグルからきた少年』の<佐野伸寿>が務めています。