ダウ平均株価(11月13日)@終値3万4337ドル87セント
11月
14日
ダウ平均株価は直近2週間で1900ドル近く値を上げていました。今週は10月の(CPI)など物価指標のほか、10月の米小売売上高の発表が予定されています。米連邦準備理事会(FRB)高官による発言機会も多く、米金融政策の先行きを探りたい雰囲気が強いく、米長期金利は(4.6%台後半)と前週末終値(4.65%)をやや上回って推移しており、株式相場の重荷となりました。
米格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスは10日、米国の信用格付け見通しを「安定的」から「ネガティブ」に引き下げました。財政赤字の拡大や米議会内の政治的対立が引き下げの背景となっています。米政府のつなぎ予算の期限が17日に迫るなか、政府機関の一部閉鎖リスクも改めて投資家心理に影を落としています。
もっとも、下げ渋る場面もあり、足元で米景気減速や労働需給の緩和を示す経済指標が相次いだことで、(FRB)による追加利上げ観測は後退しており、相場を下支えしています。
終値は2営業日の続伸、前日比54ドル77セント(0.16%)高の3万4337ドル87セントで終えています。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は、前日比30.36ポイント(0.22%)安の1万3767.74でした。 S&P500種は、前日比3.69ポイント (0.084%)安の4411.55でした。