『この世界の片隅に』で知られる<片渕須直>の新作アニメーション映画『つるばみ色のなぎ子たち』のパイロット映像が解禁されています。
『枕草子』が書かれた1000年前の京都を舞台に、〈清少納言〉が生きた日々を描いています。公式のイントロダクションは「死んだら人はどこへ行ってしまうのだろうか。消えてしまうのだろうか。京都で死者数万人、死体は山に置かれ、町の外には野犬が蔓延るー。」と発表されています。
パイロット映像は9月16日に開催されました京都国際マンガ・アニメフェア(京まふ)2023で初公開されています。平安時代の人々の生活をはじめ、疫病で倒れたらしい子供やろうそくの灯で筆をとる清少納言の姿などが描かれています。『枕草子』からは「筆も使ひ果てて、これを書き果てばや この草子は、目に見え心に思ふ事を、人やは見むずると思ひて、書き集めたるを」という一節が引用されています。
(京まふ )2023では、『つるばみ色のなぎ子たち』に美術監督として『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』・『アイの歌声を聴かせて』・『ジョゼと虎と魚たち』の<金子雄司>が参加することが発表されています。そのほかメインスタッフとして監督補に<浦谷千恵>、作画監督に<安藤雅司>、音楽に<千住明>が名を連ね、アニメーション制作はコントレールが担当しています。
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