日経平均株価(7月24日)@終値3万2700円94銭
7月
24日
日銀が今週の金融政策決定会合で現行の金融緩和策を維持するとの観測報道が相次ぎ、外国為替市場で円安・ドル高が進んでいます。輸出採算の改善期待から主力の自動車株などに買いが入り、日経平均の上げ幅は一時400円を超え前場では「3万2756円62銭」、後場に入り「3万2793円77銭」の高値を付けています。
円相場は一時「1ドル=141円台後半」まで下落しています。日銀の政策修正を見込んで株価指数先物を売り建てていた海外短期筋の買い戻しに勢いが付きました。前週末21日の米株式市場で主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX)が反発し、前週末に下げが目立っていた半導体関連株が買い直されたのも相場の支えとなりました。
一方、銀行株は逆行安となり相場の上値を抑えています。相次ぐ日銀政策の「現状維持」報道を受けて、政策修正による運用環境改善への期待が後退しています。
終値は3栄業日ぶりに反発し、前週末比396円69銭(1.23%)高の3万2700円94銭で終えています。