『私はモーリーン・カーニー 正義を殺すのは誰?』@<ジャン=ポール・サロメ>監督
7月
7日
実話にもとづく本作は、世界最大の仏原子力会社の労働組合代表「モーリーン・カーニー」を主人公とした物語です。会社と従業員の雇用を守るため、中国とのハイリスクな技術移転契約を内部告発した「モーリーン」は、自宅で襲われるという肉体的暴力と権力側からの精神的暴力に屈することなく立ち向かい、6年間の闘いの末に無罪を勝ち取りました。
劇中では、社会や組織における女性、政治と経済の権力構造、労働組合、裁判、原子力発電、中国事情、夫婦の関係といった問題がサスペンスフルに展開していきます。
監督は、<イザベル・ユペール>主演作『ゴッドマザー』(「フランス映画祭2020横浜」上映作品)などを手がけた<ジャン=ポール・サロメ>が務めています。脚本を『ローズメイカー 奇跡のバラ』の<ファデット・ドゥルアール>、撮影を『1640日の家族』の<ジュリアン・ハーシュ>、音楽を『ソング・オブ・ザ・シー 海のうた』の<ブリュノ・クーレ>が担当しています。