<藤井聡太竜王>(222)2勝@第48期棋王戦5番勝負第2局
2月
19日
棋王11連覇を目指す<渡辺明棋王>はかど番に追い込まれました。 戦型は第1局と同じ角換わり。先手の<渡辺明棋王>が深い研究手に誘導すると、<藤井聡太竜王>は堂々と受けて立ちました。午前中、46手目に<藤井聡太竜王>が4段目へ銀を進出させると、<渡辺明棋王>は約1時間30分の長考に入りました。
午後に入ると、<藤井聡太竜王>が62手目に約1時間50分費やしています。お互いが深く読み合ってねじり合いの中盤に進み、終盤にわずかにリードを広げた<藤井聡太竜王>が一気に持ち前の終盤力を発揮し、鮮やかに寄せ切り史上最年少6冠獲得に王手をかけています。これまでに唯一、6冠を達したのは<羽生義治九段>だけです。
第3局は3月5日、新潟市「新潟グランドホテル」で行われます。<藤井聡太竜王>が勝てば、<羽生善治九段>(52)の24歳2カ月の6冠最年少記録を29年ぶりに更新することになります。