『おばあちゃんの家』@<イ・ジョンヒョン>監督
12月
30日
母親と2人でソウルに住む「サンウ」は、ある日、田舎のおばあちゃんの家へ連れて行かれます。母親が新しい仕事を見つけるまでの間、会ったこともないおばあちゃんと暮らすことになります。
話すことができず、読み書きもできないおばあちゃんをバカにし、不自由な山村の生活に不満を爆発させる「サンウ」でしたが、そんなわがまま放題の「サンウ」を、おばあちゃんは決してしかることはしませんでした。孫の願いを一心にかなえようとするおばあちゃんの姿に、「サンウ」も少しずつ心を開いていきます。
監督は『美術館の隣の動物園』(2000年)の<イ・ジョンヒョン>が務めています。おばあちゃんを演じた<キム・ウルブン>は、ロケ地となった韓国中部の忠清北道・永同(ヨンドン)の村に暮らしていた実際の住人で、演技未経験ながらも主演に抜てきされています。そのほかの村の住人たちも、実際に村に暮らす人びとをキャスティングしています。
少年「サンウ」役は、当時子役で後に映画『キム・ソンダル 大河を売った詐欺師たち』・『朝鮮魔術師』などで活躍する<ユ・スンホ>が演じており、これが映画初出演作品でした。