日本初の月面着陸を目指す無人探査機「OMOTENASHI(オモテナシ)」について、宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、地上との通信が安定しない状況が改善されないことから22日未明にかけて計画していた月面着陸への挑戦を断念したと発表しています。
今月16日、日本初の月面着陸を目指す探査機「OMOTENASHI」はアメリカの大型ロケットでケネディ宇宙センターから打ち上げられましたが、ロケットから分離されたあと、地上との通信が安定しない状況が続いていました。
当初の計画では月を通過する前に軌道を修正し、着地の衝撃を減らすための減速操作などをしたうえで、21日午後11時55分ごろ着陸に挑むとしていましたが、(JAXA)は通信状況が改善されないとして22日午前2時すぎ、太陽電池パネルが光を受けられない向きのままでバッテリーが充電できず、月に向けた軌道修正などが行えないため挑戦を断念したと発表しました。
日本はこれまで、探査機が月面に着陸した実績がなく、成功すれば、旧ソビエト(1966年)、アメリカ(1966年)、中国(2013年)に続く4番目となることから注目されていました。
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