『ナニワ金融道~銭と泪と権利と女』@<藤澤浩和>監督
11月
28日
貸金業者の帝國金融に就職したことでリアルな金の世界を目の当たりにし、金融屋として生きていくことを決意した青年「灰原達之」が、一筋縄ではいかない借主たちと対決し、時には逃げられそうになりながらも、事態を切り抜けていき、欲望渦巻く大阪の街で生き抜いていく姿を描いています。
不動産会社を経営する「林田功作」(波岡一喜)が帝国金融に現れ、2000万円の融資を依頼します。対応した「灰原達之」は、「林田」がかつて住んでいた土地を所有しており、書類や人柄にも不審点がないと融資を決めますが、「林田」が土地所有者を装う地面師だと判明し、「灰原」は夜逃げした彼を捜し回ることになります。一方、公務員「清水好美」(仁科貴)は一夜を共にしたスナックのママ「川田京子」(柳ゆり菜)から、店の改修費500万を借りたいので保証人になってほしいと頼まれ、彼女と帝国金融を訪ねてきます。
元来の優しさを忘れず金融屋として成長していく主人公の「灰原達之」を「いつか、いつも……いつまでも。」・「異動辞令は音楽隊!」の<高杉真宙>が演じ、そのほか、有能な金融屋として灰原の良き指導者となる「桑田澄男」役の<加藤雅也>、帝國金融の社長「金畑金三」役の<宇崎竜童>、同社ナンバーツーの「高山和夫」役の<赤井英和>ら関西出身のベテラン勢が脇を固めています。監督は<藤澤浩和>が務めています。