『マッド・ゴッド』@<フィル・ティペット>監督
11月
29日
荒廃した未来世界。地下世界に潜り込んだ孤高の暗殺者が、老朽化した地下壕やそこにうごめく不気味なクリーチャーのあいだをくぐり抜け、やがて化け物たちの巣窟と化したこの世の終わりを目撃します。
もともとは<フィル・ティペット>が『ロボコップ2』(1990年)の撮影後にアイデアを思いつき製作を開始したものの、『ジュラシック・パーク』(1993年)をきっかけに映画業界が手作りの特殊効果からCG映像へと大きく転換したことで、プロジェクトは中断。それから20年を経た後に、ティペット・スタジオの若手クリエイターたちが当時のパペットやセットを発見し、製作が再開し、製作開始から約30年を経た2021年に完成しています。
デビュー作品『レポマン』(1984年)・『シド・アンド・ナンシー』(1986年)などの映画監督の<アレックス・コックス>が、人類最後の男(ラストマン)として実写で登場しています。