ダウ平均株価(7月15日)@終値3万1288ドル26セント
7月
16日
米景気の底堅さを示す経済統計の発表を受け、好感する買いが幅広い銘柄に入りました。米連邦準備理事会(FRB)が急激な利上げに動くとの観測がやや後退したのも相場上昇を後押ししています。
朝方発表の6月の米小売売上高は前月比(1.0%増)と市場予想(0.9%増)以上に増えています。また、米ミシガン大学が発表した7月の消費者態度指数も前月から改善しました。インフレが加速する中でも消費は堅調と受け止められ、景気敏感株や消費関連株が買われています。
ミシガン大学が併せて発表した消費者の期待インフレ率が低下したのも株買いを誘いました。5年先の期待インフレ率は(2.8%)上昇と前月(3.1%)から低下しています。(FRB)が金融政策の判断で重視するデータだけに、26~27日に開く米連邦公開市場委員会(FOMC)で通常の4倍にあたる(1%)の利上げを決めるとの見方が弱まり、急激な利上げが景気を冷やすとの懸念が和らいでいます。
終値は6栄業日ぶりに反発し、前日比658ドル09セント(2.15%)高の3万1288ドル26セントで取引を終えています。
ハイテク比率が高いナスダック総合株価指数は続伸し、前日比201.236ポイント(1.8%)高の1万1452.421で終えています。