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- ダウ平均株価(6月17日)@終値2万9888ドル78セント
17日の米ダウ工業株30種平均株価は反発して始まりました。
今週に入って前日まで(4.7%安)と週間では今年最大の下落率となっており、短期的な反発を狙った買いが先行しました。ただ、米連邦準備理事会(FRB)の急激な金融引き締めが景気悪化を招くとの警戒感は強く、上値は重く伸びていません。
ダウ平均は前日に3万ドルを割り込み、2020年12月以来の安値を付けています。このところの下げがきついハイテク株などに押し目買いが入り、業績が景気の影響を受けにくいディフェンシブ株も値を上げています。
ただ、景気への懸念が相場の重荷になっています。朝方発表の5月の米鉱工業生産指数は前月比(0.2%)上昇と前月(1.4%上昇)から減速し、市場予想(0.4%上昇)も下まわりました。今週は5月の小売売上高と住宅着工件数など市場予想を下回る米経済指標の発表が相次ぎます。
3連休を控えてリスク回避の売りも出て、引けにかけて下げに転じています。ダウ平均は今週(4.8%安)となり、週間の下落率では今年最大となり、終値は小幅に続落し、前日比38ドル29セント(0.13%)安の2万9888ドル78セントで取引を終え、連日で年初来安値を更新しています。
ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は反発し、前日比152.251ポイント高の1万0798.350で終えています。
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