ダウ平均株価(6月16日)@終値2万9927ドル07セント
6月
17日
米連邦準備理事会(FRB)は15日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で通常の3倍に当たる(0.75%)の利上げを決め、今後も大幅な利上げが続く方針を示しました。16日は欧州の主要中央銀行も相次ぎ利上げに動き、急激な金融引き締めが経済を冷やすとの見方から景気敏感株を中心に売られ、消費関連株も売られています。
(FOMC)で示した見通しでは、(FRB)は2022年末には政策金利を(3.25~3.5%)に引き上げる意向です。景気をふかしも冷やしもしない中立金利(2.5%)を大幅に上回る水準まで引き上げ、インフレ抑制を急ぎます。16日には英国とスイスの中銀も利上げを決め、欧州株式相場も軒並み大幅に下落〈株価指数は英国が前日終値比(3.1%)安、ドイツが(3.3%)安、フランスが(2.4%)安〉しました。
米長期金利は16日朝に一時(3.49%)と前日終値(3.29%)から大幅に上昇した。長期金利が上昇すると相対的な割高感が意識されやすい高PER(株価収益率)のハイテク株も下げています。
終値は反落し、前日比741ドル46セント(2.42%)安い2万9927ドル07セントで取引を終えています。2021年1月以来1年5カ月ぶりに3万ドルの大台を割り込んでいます。