日経平均株価(5月31日)@終値2万7279円80銭
5月
31日
前日の600円近い上昇で利益確定売りが出やすく、上値が抑えられました。原油高を受けて関連銘柄を物色する動きが活発だったものの、米長期金利の上昇が日本株の重荷となりました。
日本時間31日朝に欧州連合(EU)がロシア産原油の(EU)への輸入を禁止することで合意したと伝わりました。ニューヨーク原油先物相場が再び上昇基調となっており、日本時間31日午前の取引で一時1バレル117ドル台後半まで上昇しました。資源価格の上昇に伴うインフレ懸念により、米連邦準備理事会(FRB)の積極的な金融引き締めが続くとの思惑から米長期金利も上昇。東京市場では、割高感が意識されやすくなるハイテク株の一角に売りが出ています。
一方、中国の経済指標で景気悪化ペースに鈍化が見られたことは支援材料となりました。前日の大幅高を受けて利益確定売りに上値を抑えられ、終日方向感に欠ける展開でした。
終値は3営業日ぶりに小幅反落し、前日比89円63銭(0.33%)安の2万7279円80銭で取引を終えています。