ノーベル平和賞@<マリア・レッサ>・<ドミトリー・ムラトフ>
10月
9日
政権が強権主義を強める両国において、報道の自由を守る取り組みが評価されました。ノーベル平和賞がジャーナリストに贈られるのは1935年以来になります。
<マリア・レッサ>氏はジャーナリストと調査報道サイト『ラップラー』の最高経営責任者(CEO)を兼ねフィリピンの<ドゥテルテ>政権と対峙し、<ドミトリー・ムラトフ>氏は独立系紙『ノーバヤ・ガゼータ』の編集長としてロシアの<プーチン>政権と闘う姿勢で知られています。
ノーベル賞委員会は「民主主義と永続的平和の前提条件である表現の自由の擁護」に2人が尽力していることを授賞理由に挙げ、さらに「民主主義と報道の自由が一段と困難な状況に直面する世界にあって(報道の自由という)理想のために立ち上がるすべてのジャーナリストを代表している」と2人を称賛しています。