4日、第34回柴田錬三郎賞(集英社など主催)は<朝井まかて>さん(62)の『類』(集英社)と<朝井リョウ>さん(32)の『正欲』(新潮社)に決定しています。
<朝井まかて>さんは、2008年、『実さえ花さえ』(応募時のタイトルは「実さえ花さえ、その葉さえ」)で小説現代長編新人賞奨励賞を受賞し小説家デビューしています。2013年、歌人<中島歌子>の生涯を描いた『恋歌』(講談社)で、本屋が選ぶ時代小説大賞2013を受賞。2014年、同作で第150回直木三十五賞を受賞。同年、<井原西鶴>を主人公とした『阿蘭陀西鶴』(講談社)で第31回織田作之助賞受賞。2016年、<葛飾応為>の生涯を描いた『眩』(新潮社)で第22回中山義秀文学賞を受賞。2017年、『福袋』(講談社)で第11回舟橋聖一文学賞を受賞。2018年、『悪玉伝』(KADOKAWA)で第22回司馬遼太郎賞を、『雲上雲下』(徳間書店)で第13回中央公論文芸賞を受賞しています。
<朝井リョウ>さんは、2009年、『桐島、部活やめるってよ』で第22回小説すばる新人賞を受賞しデビュー、2012年には同作が映画化『桐島、部活やめるってよ』(監督:吉田大八)されています。2013年、『何者』で第148回直木三十五賞受賞。直木賞史上初の平成生まれの受賞者であり、男性受賞者としては最年少でした。直木賞受賞後第一作『世界地図の下書き』で、第29回坪田譲治文学賞を受賞しています。
同賞の2作受賞は12年ぶりになります。賞金各300万円。贈呈式は関係者のみで行なわれる予定です。
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