17日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は6営業日ぶりに反落して始まり、下げ幅は一時500ドルを超えています。取引開始前に発表されました7月の米小売売上高が、前月比(1.1%)減と市場予想(0.3%)減以上に減少し市場予想を下回ったのが嫌気されました。ダウ平均は前日まで連日で過去最高値を更新しており、高値警戒の売りも出たようです。 終値は、前日比282ドル12セント(0.79%)安の3万5343ドル28セントで取引を終えています。 新型コロナウイルスの「変異株(デルタ型)」の感染拡大による小売売上高の減少は、個人消費が米実質国内総生産(GDP)の7割を占めるだけに、米景気回復の不透明感が増したようで、小売り株が幅広く売られました。