米労働省が10日発表した5月の消費者物価指数(CPI)は、前年同月比(5.0%)上昇と、2008年8月以来12年9カ月ぶりの大幅な伸びとなっています。 市場予想では(4.7%)でしたが、4月から(0.8%)拡大しています。新型コロナウイルスワクチンの普及で急速に進む経済再開に部材や人手の供給が追いつかず、インフレ圧力となっています。 米連邦準備理事会(FRB)は「一時的な動き」との判断を崩していませんが、長期の金融緩和がリスク投資を刺激し、市場や経済に波乱を起こす懸念もくすぶります。