ダウ平均株価(6月4日)@終値3万4756ドル39セント
6月
5日
4日発表の5月の米雇用統計で雇用者数は増加していますが、市場予想は下回っています。米連邦準備理事会(FRB)が量的緩和の縮小を急ぐほどではないとみなされ、米長期金利が低下。金利低下で相対的な割高感が薄れたハイテクなど高PER(株価収益率)株が買われ株価を底上げ、ダウ平均株価は(5月7日)に付けた過去最高値(3万4777ドル)に迫っています。
雇用統計では非農業部門雇用者数は前月比55万9000人増えています。増加幅は4月(27万8000人増)から増加しましたが、市場予想(67万1000人増)は下回りました。雇用の拡大基調が続いていることは確認され、雇用統計は景気回復期待を補強する内容でした。失業率は0.3ポイント下がり、(5.8%)に改善。新型コロナウイルス危機後で最も低い水準となっています。
発表を受けて量的緩和の縮小観測が後退し、米長期金利は一時前日比(0.07%)低い(1.55%)となっています。