沖縄、本土復帰４９年目

１９５２年４月２８日、「サンフランシスコ講和条約」によって日本は主権を回復しますが、一方で沖縄は米軍統治下に置かれ続け、この日は「屈辱の日」とされています。

沖縄県は５月１５日、１９７２年に米国の施政権下から本土に復帰して４９年を迎えます。県内には今も在日米軍専用施設の約７割が集中する現状が続く中、来年には復帰半世紀の節目を控えます。

＜玉城デニー＞知事は、１４日の記者会見で「県民は米軍基地に起因する騒音や事件事故、環境汚染など過重な基地負担を強いられ続けている」と訴えています。

また、＜玉城デニー＞知事は、米施政権下を「苦難の歴史」と表現。本土復帰は、筆舌に尽くし難い労苦を強いられた県民が「平和で心豊かに暮らせる島を実現するために成し遂げた悲願」だとしました。

その後の沖縄の発展を「先人の努力」と評価しつつ、子どもの貧困問題など現代の課題にも言及しています。