M87銀河のブラックホール周辺にある磁場観測@(EHT)
4月
14日
ブラックホールは強烈な重力で物質を吸い込む一方、周囲からジェットを吹き出しており、その生成の仕組みは謎に包まれたままです。
(EHT)は、M87ブラックホールの重力に引き寄せられたガスから放たれる光が、振動の向きがそろう「偏光」と呼ばれる状態になっていることを発見。この様子を詳しく調べることで、ブラックホール周辺に放射状の磁場が存在することを突き止めています。
観測はガスなどが回転しながらブラックホールに落ち込む際、磁力線もねじ曲げられてエネルギーを蓄積し、そのエネルギーが解放される時にジェットを生むとした仮説を裏付けるものだといいます。