神戸ご当地(1367)神戸市立博物館@第30回BELCA賞受賞
4月
1日
この賞は「ロングライフ部門」と「ベストリフォーム部門」の2部門からなります。神戸市立博物館が受賞しました「ロングライフ部門」では、長期使用を考慮した設計のもとで建設されるとともに、長年にわたり適切に維持保全され、さらに今後相当の期間にわたって維持保全されることが計画されている模範的な建築物を表彰します。
BELCA賞を受賞した神戸市内の建築物としては14例目で、「ロングライフ部門」での受賞は神戸市所有の建築物としては初めてとなります。
神戸市立博物館の建物は、桜井小太郎建築事務所の設計により昭和10年(1935年)に竣工した「横浜正金銀行神戸支店」の建物を、昭和57年(1982年)に博物館として改修・増築したもので、現在に至っています。ドリス式と呼ばれる6本の半円列柱が特徴的で、新古典様式による外観は御影石仕上げによる重厚な造りです。平成7年(1995年)の阪神・淡路大震災でも致命的な損傷はなく、平成10年(1998年)には歴史的な価値が認められ、国登録有形文化財(建造物)となりました。