『さざなみ』の<アンドリュー・ヘイ>監督が、孤独な少年と一頭の馬の歩む旅路を描いた2017年イギリス製作の『原題:Lean on Pete』が、邦題『荒野にて』として、2019年4月12日より全国で公開されます。
『ゲティ家の身代金』にも出演した新星<チャーリー・プラマー>が主人公「チャーリー」を演じ、第74回ベネチア国際映画祭でマルチェロ・マストロヤンニ賞(新人俳優賞)を受賞しています。
幼いころに母親が家出し、愛情深いがその日暮らしの父親と2人で生活する少年「チャーリー」は、家計を助けるため厩舎で競走馬「リーン・オン・ピート」の世話をする仕事をしていました。しかし、そんなある日、父親が愛人の夫に殺されてしまいます。さらに、試合に勝てなくなった「ピート」の殺処分が決定したという知らせを受けた「チャーリー」は、ひとり「ピート」を連れ、唯一の親戚である叔母を探すため荒野へと一歩を踏み出します。