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- <役所広司>ベストパフォーマンス賞@第56回シカゴ国際映画祭
<西川美和>監督(46)の最新映画 『すばらしき世界』 (2021年2月11日公開)で主演を務める俳優の<役所広司>(64)が、『第56回シカゴ国際映画祭』のベストパフォーマンス賞を受賞したことが24日、発表されています。<役所広司>は同映画祭において『赤い橋の下のぬるい水』(2001年・監督: 今村 昌平)で、主演男優賞を受賞して以来、19年ぶり2度目の演技賞受賞となります。演技賞を受賞している日本人は、過去56回の歴史で<役所広司>のみで、あらためて国際的な役者としての実力を証明しました。
同映画祭は、1964年に創設され国際コンペティション部門を持つ映画祭として、北アメリカで最も古い映画祭のひとつ。ベストパフォーマンス賞は、主演男優賞、主演女優賞をひとつの演技賞として統合した賞で、インターナショナルコンペティション部門に出品された全11作品から、最も優れた演技を披露した役者に贈られます。
本作は、<佐木隆三>の小説 『身分帳』 が原案。『蛇イチゴ』(2002年)『ゆれる』(2006年)『永い言い訳』(2016年)などで知られる<西川美和>監督が、初めて実在の人物をモデルとした原案小説をもとに、舞台を約35年後の現代に置き換え、自らの取材を通じて脚本・映画化に挑みました。
<役所広司>が演じるのは、人生の大半を刑務所で過ごし、社会から“置いてけぼり”を食らいながらも、まっすぐすぎる性格と、どこか憎めない魅力で周囲の人々とつながっていく男「三上」です。その「三上」自らテレビ局へ送った、刑務所内の個人台帳「身分帳」を手にするディレクターを<仲野太賀>、「三上」が更生していく様子をテレビ番組にしようと近づくプロデューサーを<長澤まさみ>が演じています。
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