本日16日、阪急電鉄・神戸線が開業100周年を迎えています。1920年(大正9年)に旧国鉄(現:JR西日本)、阪神電鉄に次いで誕生した大坂~神戸間の三つ目の鉄道路線は、「阪神間モダニズム」と呼ばれる沿線文化に大きく寄与してきました。
阪急の前身、「箕面有馬電気軌道」が1910年(明治43年)に梅田(現:大阪梅田)~宝塚間を開業、鉄道事業と沿線開発を連動させた経営モデルを、創業者である故<小林一三>が確立させました。
「乗客は電車が創造する」という言葉を残した<小林>が、次に目指したのが、商都・大阪と港町・神戸を結ぶ路線でした。
旧国鉄・阪神電鉄より山側を運行する阪急路線は沿線の人口も少なく不利とされましたが、<小林>は、開業に当たり「綺麗で早うて。ガラアキで、眺めの素敵に良い涼しい電車」と自ら宣伝文句を考えました。
開業後は、居住環境に惹かれ、多くの文化人や財界人が移り住み、阪神の「下町」に対して邸宅が並ぶ「山の手」が形成されてきています。
来春には、神戸三宮で地下3階地上29階建ての新駅ビル 「神戸阪急ビル東館」 が完成、阪神・淡路大震災で失われた懐かしいアーチ窓が復活します。
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