JR国立駅旧駅舎再築@東京都国立市
4月
22日
国立駅の開業は1926年。国立市の前身・谷保村に学園都市を開発していた不動産会社「箱根土地」が建設し、鉄道省に寄付しました。当時両隣だった国分寺駅と立川駅から1字ずつ取って駅名とし、谷保村は1951年に国立町、1967年には国立市となっています。
旧駅舎は、英国の田園都市の小住宅を参考にしたといわれ、左右非対称の三角屋根とロマネスク風のアーチ窓が特徴になっています。米建築家<フランク・ロイド・ライト>に師事したこともある<河野伝>が設計を担当、清水建設が工事を施工しています。
80年間親しまれた旧駅舎はJR中央線の立体高架化工事に伴って撤去されましたが、活発な保存運動を受け、国立市が解体された部材を保管し、2018年から復元工事を進めていました。
旧駅舎は以前同様「大学通り」が真っすぐ見通せる位置に建ち、国立の観光情報、街づくりの歴史や旧駅舎の文化財的価値などを伝え、「まちの魅力発信拠点」として市民の憩いの場を目指します。