122年間にわたり地元の人たちから愛されながらも、建物の老巧化などを受けて2014年8月に閉館した広島県福山市のシネフク大黒座。映画館の閉館をめぐるさまざまな人たちの思いを、大黒座での実話などを盛り込みノスタルジックに描く『シネマの天使』が、2015年11月7日より全国で公開されます。
閉館を目前に控えた大黒座で働き始めたばかりの「明日香」(藤原令子)は、館内で謎の老人(ミッキー・カーチス)と出会います。老人は奇妙な言葉を残し、忽然と姿を消してしまいます。「明日香」の幼なじみでバーテンダーの「アキラ」(本郷奏多)は大黒座で映画を見て育ち、いつの日か自分の映画を作ることを夢見ていました。
閉館に反対する人々をなだめ、気丈に振る舞う大黒座の女性支配人「藤本」(石田えり)。劇場の壁に町の人が書いたメッセージで埋まり、大黒座は閉館の日を迎えます。劇場を埋め尽くした観客は、最後の映画が映し出されたスクリーンにそれぞれの思い出に胸を熱くします。そして「明日香」の前に、あの老人が再び現れます。
監督は本作同様に広島を舞台にした『ラジオの恋』(2012年)を手がけた広島県出身の<時川英之>がつとめています。
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