スポーツ用品大手メーカーのアシックス(本社:兵庫県神戸市中央区)は14日(金)、マラソン、駅伝用のランニングシューズ「メタレーサー」を4月中旬に発売することを発表しています。
「メタレーサー」はシューズのつま先部分が上方にそった特殊な構造となっており、加重がかかることで重心を効率的に前方へ移動させる仕組みです。またシューズ内部には1枚のカーボンプレートを内蔵し、効率的なランニング動作をサポートします。より高速走行に対応するため、軽量素材を採用してパフォーマンス面の向上かつ軽量化も図られているとか。
ワールドアスレチックス(世界陸連)の新規則で現行の厚底シューズの着用は認められましたが、4月30日以降の大会で使うシューズは4カ月以上市販されていることなどが条件となっています。
「メタレーサー」の靴底の厚さは4センチ以内で、靴底に内蔵されたカーボンプレートは1枚。1月に世界陸連が発表した新規則をクリアしている製品です。
「アシックスのこれまでのレースシューズの中で最も靴底が厚い。今、話題のシューズにも遜色ない性能です」と同社広報室は、マラソン界を席巻している先行する米大手のナイキの厚底シューズにライバル意識を見せて自信のコメント。アディダス、ニューバランスも12日にそれぞれ新モデルの厚底シューズを発表。ナイキの独走を止めるため、各メーカーがしのぎを削っている状況のようです。
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