神戸：ファルコンの散歩メモ

アストロズの通算２２４勝右腕＜ジャスティン・バーランダー＞（３６）が２８日（日本時間２９日）、敵地・アナハイムのエンゼルス戦で先発。ＭＬＢ史上１８人目の通算３０００奪三振を達成しましたが、振り逃げで到達する史上初の珍事での記録でした。

試合前まで６奪三振に迫っていた剛腕は初回１死から＜グッドウィン＞に先制の右越え１７号ソロを被弾。しかし、２回先頭＜スミス＞から見逃し三振を奪うと、そこからエンジン全開でした。続く＜ウォルシュ＞を空振り三振、＜ウォード＞を見逃し三振に。３回先頭の＜カワート＞からも空振り三振を奪って４者連続三振としました。

３回２死から＜グッドウィン＞を空振り三振。リーチをかけた４回１死では＜カルフーン＞を空振り三振に仕留めたかに見えましたが、捕手＜チリーノス＞が後逸。振り逃げで大記録を達成する珍事が起きました。

それでも場内はスタンディングオーベーション。剛腕はマウンド上で帽子を取って声援に応えましたが、直後の同１死一塁で＜シモンズ＞に左中間２ランを被弾。リードを３点に広げられてしまいましたが、チームは６回に５点を挙げ逆転「６－３」で勝ち、＜バーランダー＞が勝利投手（２１勝６敗）となっています。

＜バーランダー＞はこの試合まで今季３３試合に登板し、２０勝６敗、防御率２．５３。チームメートの＜ゲリット・コール＞（２９）と共に今季のサイ・ヤング賞を争っています。