ファルコン昆虫記(822)終齢幼虫【ナミアゲハ】
5月
20日
チョウの幼虫が食べる植物を、食草あるいは食樹といいます。幼虫は、食べる植物の種類が決まっていて、成虫はその植物に産卵します。ですから、その植物を見つければ、目当てのチョウと出合う可能性が高くなります。仮に、成虫がいなくても、卵や幼虫、蛹に出合える機会が増します。
身近なアゲハチョウの仲間を例に挙げてみます。【ナミアゲハ】 と 「キアゲハ」 は一見するとよく似ていますが、【ナミアゲハ】の幼虫が食べるのは、「ミカン」や「レモン」など柑橘類の植物が主です。「キアゲハ」の幼虫は「ニンジン」や「パセリ」などセリ科の植物を食べます。
「ツマグロヒョウモン」 の食草としては、「スミレ」が大好物で、「パンジー」や「ビオラ」も好物です。