< 船泊遺跡から出土した縄文女性の頭蓋骨(左)とDNAを使って復元した顔(画像:国立科学博物館) >
国立科学博物館などの研究チームは13日、北海道・礼文島の船泊遺跡から発掘された約3500~3800年前の縄文時代後期の女性人骨から全遺伝子情報(ゲノム)を高精度に解析したと発表した。論文は近く、日本人類学会の英文誌に掲載されます。
国立科博の神沢秀明研究員、国立遺伝学研究所の<斎藤成也>教授らのチームは船泊遺跡で見つかった女性人骨の大臼歯からDNAを採取。保存状態がよく、現代人とほぼ同じ精度でゲノムを解析しています。
解析の結果、縄文人の祖先は約1万8000~3万8000年前に、中国大陸に住む現在の漢民族との共通祖先と分岐したと推定。ロシア極東部から朝鮮半島、台湾の先住民など東アジアの沿岸部の集団と遺伝的に近く、比較的少ない人口集団で狩猟採集生活を続けていたことも分かっています。
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投稿日 2019-05-14 10:08
ワオ!と言っているユーザー
投稿日 2019-05-14 16:48
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