「はやぶさ2」(17)2回目の着地6月末@小惑星「リュウグウ」(20)
5月
10日
合わせて(JAXA)は、探査機「はやぶさ2」が4月に世界で初めて小惑星りゅうぐう表面につくった人工クレーターとは別に、比較的小さい直径1メートルほどの人工クレーターが10個前後できているのを見つけたと発表しています。上空で爆発させた衝突装置の破片が表面に激突してできたといいます。
「はやぶさ2」は4月5日に地表に弾丸を衝突させ、クレーターの作製に成功。付近では衝撃で地下に埋もれていた岩石が露出するなどしたようです。今後はクレーター周辺の様子を低高度で詳しく観測して着地場所を絞り込み、6月末から7月初めに着地する計画です。
クレーター付近に大きな岩石が多いなどの危険性が判明した場合は、機体の損傷を避けるため着地を見送る可能性もあるようです。6月上旬までに機体の状態も含め詳しく調べた上で、着地の可否を決めます。
小惑星で地下の物質を採取すれば世界初の快挙となります。地下の物質は約46億年前の太陽系初期の状態を保っていると考えられ、貴重な研究材料です。