136年にわたって違法な建築工事を進めてきたとされるスペイン・バルセロナの観光名所「サグラダ・ファミリア」の管財当局は20日までに、同市当局に今後10年間で計3600万ユーロ(約46億8000万円)を支払い、合法的な工事許可を得ることで合意したと発表しています。
支払金は同教会を毎年訪れる約450万人もの観光客がもたらすとされる悪影響を緩和させるためインフラ基盤の改修事業に充てられます。
2200万ユーロは教会への輸送手段の改善、700万ユーロは地下鉄を使った訪問手段を広げる事業に使われる。400万ユーロは4つの主要道路の改修、300万ユーロは周辺地域の清掃や安全対策事業が使途となっています。
ネオゴシック様式の「サグラダ・ファミリア」は1882年に建設開始。設計は最初、<フランシスコ・ビリャール>が担当したが短期間で辞任し、<アントニ・ガウディ>が後を継いでいた。カタルーニャ出身の<ガウディ>の独特な美学に根差した建築物は今なおバルセロナ市内に数多く残っています。
<ガウディ>(1852年6月25日~1926年6月10日)は、電車にひかれて死去。この後、複数の建築家が<ガウディ>の当初の設計図に従って「サグラダ・ファミリア」の建設を引き継いできました。工事は、<ガウディ>の死去から100年に当たる2026年に完工予定となっています。
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投稿日 2018-10-21 09:45
ワオ!と言っているユーザー
投稿日 2018-10-21 10:02
ワオ!と言っているユーザー