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神戸:ファルコンの散歩メモ

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今年の読書(52)『いちばん長い夜に』乃南アサ(新潮文庫)

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今年の読書(52)『いちばん長...
刑務所務めの過去を背負いながら、谷中根津界隈で細々と暮らす30歳の<小森谷芭子>と、一回り年上の42歳の<江口綾香>を主人公に据えた、『いつか陽のあたる場所で』『すれ違う背中を』 に次ぎ、本書が3作目で完結篇に当たります。

本書には6篇の短篇が収められていますが、<芭子>は刑務所で覚えた裁縫を生かしたペットの服作りも順調に動き出し、<綾香>はパン屋の開店を目指して頑張っています。

本書では2011年3月11日に発生した「東日本大震災」の出来事が、二人の人生に大きな転機を迎えさせる構成で、「あとがき」を読みますと著者自身が当日に本書の取材中だったことが書かれていて、ほぼ実体験が生かされています。

<芭子>は<南祐三郎>という弁護士と仙台で知り合い、過去を打ち明けながら静かなお付き合いが始まり、<綾香>は生まれ故郷の被災地でボランティア活動を始めます。
つつましく仲良く過ごしていた二人ですが、それぞれが自分の考えに基づき歩み出す人生に、応援の言葉を掛けたくなる気分で読み終えました。
#本 #読書

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birdy
birdyさんからコメント
投稿日 2016-04-29 09:37

読後感の良さそうな本ですね
(。_。)φしておきます

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ファルコン
ファルコンさんからコメント
投稿日 2016-04-29 09:46

詠まれるなら、ぜひ一作目から読んでみてください。
一回り年が違う二人ですが、よりそう姿がよく描かれています。

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エメラルド
エメラルドさんからコメント
投稿日 2016-04-29 20:50

テレビドラマになったのをアメリカで観ました。とても印象深いドラマでした。完結編読まなくちゃ。

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ファルコン
ファルコンさんからコメント
投稿日 2016-04-29 20:55

シリーズ元として、二人の行く末が気にかかっていましたが、無事に着地点にたどり着いた感じです。
テレビドラマになっているとは、知りませんでした・・・。(汗)

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