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- 今年の読書(126)『特命警部』南英男(光文社文庫)
警視庁捜査一課の刑事<真崎航(わたる)>は、捜査事件を巡り不正を隠蔽した上司に暴力をふるい、処分されます。
しかし<真崎>の正義感と捜査能力を惜しんだ<天野勇司>刑事部長の計らいで、捜査範班に属さずに直接部長の命令で操作する「特命警部」となります。
ある日池袋署管内で内偵調査をしていた刑事<逸見淳>が2発の銃弾を受けて射殺される事件が発生、<逸見>は警察官の査察業務を担当しており、<真崎>は元刑事で今はやくざの<野中>を相棒として捜査に乗り出します。
半年前には、週刊誌に警察署内の裏金作りをリークした会計業務担当の<三橋>もクラブホステス<かすみ>とホテルで心中事件を起こしていましたが他殺とわかり、<真崎>は二つの事件が絡んでいると睨み、根気よく二人の周辺を洗い出していきます。
単独で行動する<真崎>の緻密な操作手順や、やくざの<野中>の強引な駆け引きが楽しめる、シリーズになりそうです。
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