ブログスレッド
- 今年の読書(17)『ラブコメ今昔』有川浩(角川文庫)
著者のデビュー作は陸上自衛隊が登場する 『塩の街』 で、その後に続く 『空の中』 は航空自衛隊、 『海の底』 は海上自衛隊・海上保安庁・機動隊が登場、<自衛隊>シリーズ三部作と言われています。
その延長として自衛隊を舞台にしたラブコメディー小説として 『クジラの彼』 があり、本書はそれに次ぐ第2弾となります。
本書にはタイトルになっている『ラブコメ今昔』をはじめ6編が納められており、自衛官としての結婚観や男女間の恋愛模様がユーモラスに描かれていました。
著者は高知県出身ながら阪急沿線に住んでいた影響でしょうか、『軍事とオタクと彼』に登場する<桜木歌穂>の関西弁の会話が実に痛快で、彼より2歳年上の25歳の女として、海外派遣で会えない期間のせつない乙女心が、面白く描かれていました。
- ブログルメンバーの方は下記のページからログインをお願いいたします。
ログイン
- まだブログルのメンバーでない方は下記のページから登録をお願いいたします。
新規ユーザー登録へ