『うまいもの暦』佐川芳枝(講談社文庫)
1月
27日
以前に読んだ『寿司屋のかみさんうちあけ話』が、お寿司屋さんの裏話などが満載で楽しく読め、その後たくさんの書籍が出ているようで、本書は(講談社文庫)として6冊目に当たります。
一年を通して、「春・夏・秋・冬」の季節ごとに章が設けられており、それぞれの旬の素材や、お客さんとの交流を通して感じたこと、朝ご飯のまかない料理や店じまい後の夫との晩酌の会話などが、女将さんの目線で楽しく綴られています。
巻頭にはやさしそうなご主人がカラーページで登場、一度は足を運びたくなる<名登利寿司>の人気の秘密が、ほのぼのと伝わる一冊でした。