ファルコン昆虫記(550)網戸にとまる(25)【アオマツムシ】
10月
8日
バッタ目(直翅目)コオロギ科に分類され、国内では本州以南に広く分布しています。
明治時代に中国大陸から日本に渡来した帰化昆虫ですが、初めて発見されたのは東京都の赤坂榎木坂付近とされ、原産地は確定されていません。
コオロギの仲間は黒か褐色の体色ですが、本種の幼虫は樹に登り小昆虫や葉を食べる生態ですので、葉の色に擬態していると考えられます。
全長は3センチほどで体形は紡錘形、メスは全体が緑色一色ですが、オスは背中の中心部が褐色で複雑な模様を持っています。