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- ファルコン植物記(1257)食虫植物(4)【ネペンテス】
ボルネオなど赤道近くの東南アジアを中心として分布する、つる性植物の【ネペンテス】です。
ウツボカズラ科ウツボカズラ属に分類され、和名の「ウツボカズラ」は<捕虫袋>が矢を入れる「うつぼ(靫)」に似ているところから名づけられ、「カズラ(葛)」はつる性にちなみます。
葉の真ん中を縦に走る脈が長く伸び、その先が壺のように膨らんだ<捕虫袋>になっています。
<捕虫袋>に直立に付く蓋の部分に蜜腺があり、虫はそこから分泌される物質に惹かれて引き寄せられ、<捕虫袋>に落ちた虫は消化液で溶かされ植物の栄養として吸収されてしまいます。
野生種は約70種が知られており、それぞれに個性的な<捕虫袋>の形態があり、形や色・大きさが違います。
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