今年の読書(70)『蟻の階段』麻見和史(講談社文庫)
5月
29日
主人公<如月塔子>は現在26歳、身長152.8センチで警視庁の採用基準(154センチ以上)に足りませんが、刑事だった亡き父の後を継ぎ高卒で入庁、捜査一課に配属されています。
刺殺死体が発見されますが、死体の周りには<頭蓋骨・白い花・掛け時計・スープ皿>が囲むように置かれ、捜査の途中で『ヴァニタス画』と呼ばれる手法が模倣されているとわかるのですが、よく似た第二の殺人事件が起こってしまいます。
バブル期の絵画投資ブームを背景に、<如月>の教育係<鷹野>をはじめ、退職した刑事<加賀見>等が絡んで、新米刑事<如月>の成長過程が楽しめる一冊でした。
投稿日 2014-05-30 17:07
ワオ!と言っているユーザー
投稿日 2014-05-31 08:39
ワオ!と言っているユーザー