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神戸:ファルコンの散歩メモ

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今年の読書(97)『壱里島奇譚』梶尾真治(祥伝社)

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今年の読書(97)『壱里島奇譚...
東京の商社に勤めている<宮口翔一>は、不思議な性能を持つ「たわし」の秘密を探るべく、常務の命令で天草灘の「壱里島」への出張を命じられます。

人口二千ばかりの小さな島は、若者が住まず、高齢者だけの過疎化の典型的な島として存在しています。
この島の将来に対して、新町長は原発で使用された「放射能廃棄物」の最終処分地として手を挙げ、補助金で島の立て直しを図ります。

前後して、この島の守り神である「魑魅(すだま)」が現われて、本来の島の姿を守ろうととする<宮口>や、自称パワースポット研究家と称する<機敷埜風天>の協力を得て、「ちゃんばら映画祭」を島で興行したりと、すっかり島民たちと馴染んだ生活が始まります。

時間を超えた因果応報を背景に、自然や人間関係のつながりを感じさせてくれる一冊でした。
思わず、「壱里島」を見たいものだと検索しましたが、まったく架空の島名のようですが、現実感ある描写、きっとどこかにモデルがあると信じています。
#エッセイ #コラム #本 #詩 #読書

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量産型水野
量産型水野さんからコメント
投稿日 2012-08-18 20:56

離島は仕事もないし若者にはかなり苦労する環境ですからね・・・補助金や家などくれる島もあるらしいですけどそれでもやっぱり島暮らしは辛そうっすね

利尻もなかなか厳しいみたいっすよ

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ファルコン
ファルコンさんからコメント
投稿日 2012-08-19 17:42

情報社会、ネット社会と言われていますが、人間それだけでの生活ではありませんものね。
本屋さんや、ゲームセンター、吉野家、病院等、都会なりの便利さを捨てるのはむつかしいとおもいます。 (苦笑)

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