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神戸:ファルコンの散歩メモ

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今年の読書(12)『財務省の階段』幸田真音(角川書店)

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今年の読書(12)『財務省の階...
米国系銀行や証券会社でのディラーや外国債券セールスを経て、『小説ヘッジファンド』で作家デビューされた著者の小説は好きで、『Hello,CED.』『あなたの余命を教えます』 や 『バイアウト』 を紹介しています。

一番最新作(?)として、『財務省の階段』を読んでみました。
<本格経済小説にして、ホラー経済小説>と帯にありますが、今までの小説群とは違って、短篇の連作になっています。

著者自身があとがきに書いていますが、<作家になって16年。毎回違ったテーマを選び、書き方もそのつど変えて、さまざまな作品を書くことを自分に課してきました>

確かに経済小説だけでなく、せつない大人の恋物語である『コイン・トス』や、出身県である滋賀県の磁器の製造販売を始めた近江商人の一生を描いた『あきんど 絹屋半兵衛』など、幅広い分野での著作が目立ちます。

残念ながら今回の短篇集、ストーリーが連鎖して進みますが、著者本来の力量が発揮できている密度とは言えず、満足できませんでした。
#エッセイ #コラム #本 #詩 #読書

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birdy
birdyさんからコメント
投稿日 2012-01-23 10:44

ホラー経済小説!
帯を読んだだけで面白そうですね。

「神様のカルテ」、やっと読みました。
終盤は涙、涙。
いい短編集でした。

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ファルコン
ファルコンさんからコメント
投稿日 2012-01-23 19:48

スティーブ・キングまでの迫力はないですよ。
身近に、いい先生がいるかどうかで、人生も変わりそうですね。
ぜひ、「神様のカルテ」の続編もお楽しみください。

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エメラルド
エメラルドさんからコメント
投稿日 2012-01-24 08:12

ファルコンさんにいろんな本を紹介していただけるのが、楽しみです。
こちらにも日系の本屋さんがありますが、日本の1.5倍以上の価格で販売されていますので、おいそれとは買えません。引っ越し荷物も減らさないといけないし、どうしても本から遠ざかってしまいます。図書館、そろそろ行かなくちゃ。

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ファルコン
ファルコンさんからコメント
投稿日 2012-01-24 17:18

どうしても輸入書は高くなるようですね。
若いころ、丸善でペンギンブックスをよく買い求めましたが、高かったです。
文庫本も、1000円を超える時代です。読者が減るのも、分かる気がいたします。 (苦笑)

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